「角栓ケアをしても、またすぐ詰まってしまう…」
鼻や頬、おでこなど、目立つ部分にできやすく、メイクでも隠しにくい毛穴のブツブツ。気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、その正体と原因、そして今日から始められる正しいお手入れ方法を丁寧に解説します!
Contents
毛穴のブツブツとは?正体は“角栓”だけじゃない

毛穴のブツブツは、種類によって原因も対処法も異なります。代表的なタイプと見分け方をチェックしてみましょう。
毛穴のブツブツの主な種類と見分け方
毛穴のブツブツの種類は、「白いブツブツ」「黒いブツブツ」「赤いブツブツ」の3つ。加えて、「開き」や「たるみ」が原因の場合もあります。
それぞれの特徴と見分け方をくわしく解説します。
白いブツブツ(角栓)
皮脂と古い角質が混ざってできた“角栓”が毛穴に詰まり、白っぽく見える状態のこと。まだ酸化していないため白く見え、「白ニキビ」と呼ばれることも。
皮脂分泌が多い方や、ターンオーバーが乱れがちな方に見られがちです。
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黒いブツブツ(酸化角栓)
空気に触れて酸化した角栓が黒く変色した状態で、「黒ずみ毛穴」や「いちご鼻」とも呼ばれます。
とくに鼻にできやすく、強くこするなどのケアは毛穴の開きにつながるため注意が必要です。
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赤いブツブツ(炎症ニキビ)
角栓が詰まった毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、炎症が起きてしまうと、赤みや腫れをともなう「赤ニキビ」に。
セルフケアでは治りにくいため、皮膚科での治療がおすすめです。
毛穴の「開き」や「たるみ」が原因のことも
毛穴に汚れが詰まっているわけではないのに、ブツブツして見えることも。
これは、皮膚のハリや弾力がゆるんで、毛穴が広がりやすくなっている状態。毛穴の影が目立ち、ブツブツした印象に。
保湿やエイジングケア、生活習慣の見直しなど、肌の土台から整えるケアが大切です。
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なぜ毛穴がブツブツになるの?原因4つと部位ごとの傾向をチェック

毛穴のブツブツはいくつかの要素が重なって起こることがほとんど。ここでは、毛穴がブツブツしやすくなる代表的な原因と部位ごとの傾向を解説します。
①皮脂分泌の過剰
皮脂は、肌を乾燥や刺激から守る大切なバリアのひとつ。
でも、ホルモンバランスの乱れやストレス、気温や湿度の上昇などによって分泌が過剰になると、毛穴の中にたまりやすくなってしまうんです。
とくに、生理前や睡眠不足が続いているときは皮脂が多くなりがち。肌がべたつきやすいと感じたら、余分な皮脂を取り除くケアを意識してみてください。
②間違ったスキンケア
毛穴のブツブツが気になって、ゴシゴシ洗顔してしまったり、強力なクレンジングで汚れを落とそうとしていませんか?
実はこれ、肌にとっては刺激が強すぎる場合も。
摩擦や過剰な洗浄は、肌を守るバリア機能を壊してしまい、かえって皮脂が増えたり、毛穴が開きやすくなることがあるので注意してくださいね。
③ターンオーバーの乱れ
肌はおよそ28日周期で生まれ変わっています。
加齢や体調の変化などでターンオーバーのリズムが乱れると、古い角質が肌表面にとどまりやすくなり、毛穴の出口がふさがれて角栓ができやすい状態に。
「角質がたまりやすい」「肌のごわつきを感じる」と感じたら、肌の代謝が滞っているサインかもしれません。
④生活習慣の乱れ
毎日の食事や睡眠、心の状態など、生活習慣も毛穴トラブルと深く関わっています。
睡眠不足や過度なストレス、栄養バランスの乱れが続くと、ホルモンバランスが崩れやすくなり、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの不調につながることも。
タバコやお酒も血流悪化や炎症を引き起こす要因になるといわれています。
⑤部位ごとの要因と傾向(鼻・あご・頬など)
毛穴のブツブツは、できる場所によって原因や目立ち方が異なります。部位ごとの特徴を整理してみましょう。
| 部位 | 毛穴が目立ちやすい主な要因 | 傾向・見られやすい状態 | ケアのポイント |
| 鼻 | 皮脂腺が多く皮脂分泌が活発 | 黒ずみ毛穴・いちご鼻 | 洗顔・角栓ケア・保湿 |
| あご | ホルモンバランスの影響を受けやすい | 生理前後のニキビ | 生活習慣・低刺激ケア |
| 頬 | 乾燥・たるみの影響を受けやすい | 毛穴が楕円形に | 保湿・ハリ対策・UVケア |
気になる部位に当てはまる特徴があれば、その部分に合ったケアを取り入れるのがおすすめです。
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セルフケアでできる正しい毛穴対策|4つのステップ

毛穴のブツブツの改善は、まずは毎日のスキンケアや生活習慣を見直すことから。
ここでは、肌にやさしく取り入れられるセルフケアの基本を4つのステップに分けてご紹介します。
ステップ① やさしいクレンジングと洗顔
毛穴が気になると、ついゴシゴシ洗いたくなりますが、それは逆効果。クレンジングも洗顔も、やさしく落とすことが基本です。
ぬるま湯(30〜34度)で肌をほぐし、指の腹でなでるようにやさしく洗いましょう。泡立てた洗顔料で摩擦を減らし、洗い流すときもこすらず丁寧に。
W洗顔不要タイプのクレンジングを選べば、肌への負担も少なく、うるおいを守りながら汚れを落とせますよ。
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ステップ② 角質ケアは“頻度と刺激”に注意
角質がたまると毛穴の詰まりにつながりますが、角質ケアのやりすぎは肌への負担に。酵素洗顔やAHA配合の化粧品を週1〜2回程度のペースで取り入れるのが◎です。
スクラブやゴマージュなど刺激が強いケアは避けるのがベター。毛穴パックや吸引器も、角栓が一時的に取れてすっきりしたように感じますが、肌への負担が大きいため控えるのが安心です。
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ステップ③ 保湿と皮脂バランスを整えるケア
うるおいが不足すると皮脂の過剰分泌につながることも。毛穴の詰まりを防ぐには、保湿が欠かせません。
ただし、油分の多すぎるクリームを重ねすぎると、肌タイプによっては負担になることもあるので注意が必要です。
おすすめの保湿アイテムは以下の通り:
- ビタミンC誘導体入りの化粧水
- 皮脂バランスを整え、毛穴の目立ちにくい肌へ
- ノンコメドジェニック処方のスキンケア
毛穴を詰まらせにくい設計で、ニキビや角栓が気になる方にも◎。
乾燥による毛穴の開きが気になりやすくなる30代後半〜40代の方には、コラーゲン生成をサポートする美容成分の併用もおすすめですよ♪
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ステップ④ 生活習慣の見直し
毛穴トラブルを防ぐうえで大切なのが、睡眠・食事・ストレス管理です。睡眠は7時間以上を目安に、ストレスはためこまず、バランスのよい食事を心がけて。
とくに、ビタミン類は肌の状態を内側から整えるのに欠かせない栄養素。無理のない範囲で取り入れてみてください。
| ビタミンの種類 | 肌への働き | 多く含まれる食品 |
| ビタミンB群 | 皮脂バランスの調整、肌の代謝サポート | 豚肉、納豆、卵、玄米、まぐろ、レバー |
| ビタミンC | 抗酸化作用、コラーゲン生成を助ける | 赤ピーマン、ブロッコリー、いちご、キウイ、柑橘類 |
| ビタミンE | 血行促進、肌の酸化ダメージ予防 | アーモンド、アボカド、かぼちゃ、ひまわり油 |
肌の外側と内側の両方からアプローチすることが、毛穴トラブル予防の近道です。
年齢とともに肌の代謝はゆるやかになるため、とくに40代以降の方は睡眠の質や抗酸化ビタミン(C・E)を意識した食事を大切にしてください!
正しい知識で毛穴のブツブツを改善し、肌に自信を取り戻そう

毛穴のブツブツは、バランスが乱れていることを知らせてくれる肌からの小さなメッセージです。
大切なのは、「気になってから慌てる」よりも、「できにくい肌を育てる」こと。毎日のケアを重ねることで、毛穴詰まりは起きにくくなり、なめらかな肌に近づいていきます。
とはいえ、どんなケアが自分に合っているのか迷うこともありますよね。そんなときは、プロの力を借りてみるのもひとつの方法です。
銀座グラティアでは、水の力で毛穴の奥までやさしく洗浄し、毛穴のブツブツにピンポイントでアプローチする「毛穴・ニキビ・アクアピュアコース」をご用意しています。
刺激を抑えながら毛穴をすっきり整えられるため、敏感肌の方にもおすすめですよ。
無理なく、心地よく、やさしく毛穴を整えるケアを取り入れ、セルフケアとプロケアを賢く使い分けながら、自信の持てる素肌を目指していきましょう!






