しかし、保湿せずに肌に何も塗らないことが本当に肌にとってよいのか、不安になりますよね。そこでこの記事では、肌断食の仕組みや効果、リスクを徹底検証。実践する際の注意点までわかりやすく解説します!
Contents
肌断食とは?
肌断食とは、化粧水や乳液、クリームなどのスキンケアアイテムをできるだけ使わず、肌本来の機能を回復させることを目的とした方法のこと。
余計な刺激や依存を減らすことで、肌に本来備わっているバリア機能や保湿機能を引き出し、ターンオーバーを促進させ、健康な肌状態を目指すのが特徴です。
肌断食が注目されるようになった背景には、スキンケア製品の使いすぎが肌トラブルの原因になることがあるという指摘があります。
また、SNSや美容メディアでの情報拡散も手伝い、肌断食は一部の美容愛好者や敏感肌の人たちの間で広く認知されるようになりました。
肌断食をする前に押さえておきたい保湿のポイント

肌にとって水分は欠かせない要素。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなり、肌荒れや炎症、かゆみなどのトラブルが起きやすくなるといわれています。
こうした肌の水分保持のカギを握るのが、肌の一番外側にある角層。角層には天然保湿因子(NMF)や脂質が含まれており、これらが水分をため込むことでバリアの役割を果たし、乾燥や外部刺激から肌を守っています。
角層の水分が不足すると、バリア機能が弱くなり、肌トラブルが起きやすい状態に。最近の皮膚科学の研究でも、乾燥した肌だと水分の蒸発量が増えることがわかってきました。適切な保湿で肌の水分量が保たれていると、トラブルを防ぎやすいことも確認されています。
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肌断食の効果とリスク

肌断食は、肌に必要とされる保湿をあえて行わないため、大きなメリットが期待できる一方、マイナスの効果があらわれる場合も。ここでは、肌断食に期待される効果とあわせて、リスクについても見ていきましょう。
肌断食に期待される効果
肌断食の第一人者である美容皮膚科医の宇津木龍一先生は、「肌断食によって肌が本来もつバリア機能やうるおいを保つ力が回復する」と説明しています。
これまでスキンケアに頼りすぎていた肌がリセットされ、皮脂や水分のバランスを整えることで、乾燥や敏感肌の改善につながるケースもあるのだそう。
また、肌に触れる回数が減ることで摩擦や刺激が少なくなり、赤みや吹き出ものの改善も期待できるとしています。
肌断食の科学的根拠と最新の研究結果
しかし、肌断食による変化には個人差があり、誰にでも同じ効果が現れるわけではない点に注意が必要です。
実際、チューリッヒ大学の研究チームが20〜55歳の女性を対象に実施したある調査では、スキンケア製品の使用を中止したグループと、使用を継続したグループで、皮膚の水分量やバリア機能に大きな差は見られなかったと報告されています。
つまり、「肌断食をすれば必ず肌がよくなる」という明確な根拠は、十分に確立されていません。
現時点で肌断食とは、肌の状態や生活環境によって、合う・合わないが分かれる方法だといえるでしょう。
肌断食のリスクと注意点
一方で、肌断食には注意が必要だと指摘する声も。たとえば、保湿をやめることで一時的に乾燥や赤み、かゆみが悪化するケースも報告されています。
とくに乾燥肌や敏感肌の人は、バリア機能が低下しがち。肌断食によって症状が悪化する可能性があることは覚えておきたいですね。
肌断食を実践する場合は、短期間から試したり夜だけスキンケアを控えたりと、段階的に行うのが安全です。
また、不快な症状が出た場合は、無理せず皮膚科医に相談しましょう。
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肌断食の体験談と専門家の意見

肌断食に具体的にどんな効果があるのか気になりますよね。ここでは、実際の体験者の声や専門家の意見を見ていきましょう。
肌断食を試した人の体験談はさまざま
肌断食を実践した人の意見でとくに多いのが、「化粧水や乳液をやめると、最初は乾燥が気になったけれど、数日~1週間ほどで肌が自分本来の調子を取り戻して、しっとり感やハリが増した気がする」という声です。
なかには、「初めは肌がカサカサで赤みも出て焦ったけれど、使わずに様子を見ていたら自然に落ち着いて、以前より化粧ノリがよくなった」という人も。
一方、ネガティブな声も少なくありません。SNSなどでは、「数日で乾燥がひどくなり、頬や口周りがつっぱって痛い」「赤みやかゆみが出てしまい、結局いつもの保湿ケアに戻した」という意見が多く見られました。
「肌断食をすると毛穴が目立つようになった気がする」という感想もあり、肌質によっては思わぬトラブルにつながることもあるようです。
「肌断食にはプラスの効果がある/ない」とは一概にいえない状況です。同じ方法なのに人によって結果に差が出る背景には、肌質や生活習慣、季節などの影響が大きいことがあると考えられます。
専門家の意見とアドバイス
肌断食について、皮膚科医や美容家さんたちはどのように考えているのでしょうか。
多くの専門家は、「肌断食が全員に効果的とは限らない」と説明しています。とくに、乾燥肌や敏感肌の人が急にスキンケアをやめると、乾燥や赤み、かゆみなどの肌トラブルが起きやすくなると指摘しているケースが多いようです。
いきなりすべてのスキンケアをやめるのではなく、肌の状態を観察しながら、必要に応じて保湿を取り入れるなど、柔軟な調整をすすめる意見が多く見られました。
肌断食は肌本来の力を引き出す方法として有効な場合もありますが、万能ではありません。実践する場合は、リスクがあることを理解したうえで、湿気の多い季節を選ぶなど、自分の肌との相性や始めるタイミングを慎重に見極めることが重要だといえそうです。
肌断食のポイント

肌断食を試すときには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。自分の肌を守りながら、無理なく実践するための方法を見ていきましょう。
自分の肌タイプを知る
まずは自分の肌タイプを理解することが重要。乾燥肌、脂性肌、混合肌など、タイプによって肌の反応は大きく変わります。
自分の肌に合ったケアを知ることが、肌断食を成功させる第一歩です。
段階的に実践する
肌断食はすべての人に向いているわけではありません。一気にすべてのスキンケアをやめるより、段階的に減らしていくのがおすすめ。
たとえば、最初に化粧水をやめてみて様子を見ながら、慣れたら乳液、最後にクリームを中止するといった順番で行うと、肌への負担が少なくなりますよ。
肌の状態をこまめに観察する
肌断食中は、毎日自分の肌の状態をよく観察しましょう。おすすめは、肌断食ノートをつけること。乾燥や赤み、かゆみが出てきた場合はもちろん、悪化の兆しを感じたら、無理せず中止することが大切です。
症状が強い場合や長引く場合は、早めに皮膚科などの専門医に相談しましょう。
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肌断食のメリット・デメリットを知って無理なく取り入れよう

肌断食にはメリットがある一方、リスクもあります。実際、肌断食で肌のバリア機能やしっとり感が改善されたと感じる人もいれば、乾燥や赤み、かゆみといったトラブルに悩まされる人も。
肌断食を試す場合は、自分の肌状態をよく観察しながら、無理せず段階的に取り入れることが大切。乾燥や炎症などの異常が出た場合は、すぐに中止し、必要に応じて皮膚科など専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
グラティアでは、肌断食についてのご相談や、自分の肌に合ったスキンケアの方法についてのサポートを行っています。
専門スタッフが、一人ひとりの肌状態に合わせてアドバイスしますので、「肌断食を試してみたいけれど不安…」「肌の乾燥や敏感さが気になる」という方も、ぜひお気軽にご相談ください♩






