それはもしかしたら花粉が原因による、肌の花粉症かもしれません。花粉の季節を過ぎれば落ち着くこともあるため、放置している方もいるでしょう。しかし肌の花粉症はそのまま放っておくと、ひどい肌荒れに発展することもあります。
今回は肌の花粉症についてくわしく解説するとともに、ケア方法について紹介します。花粉の季節に肌が荒れて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
花粉が原因で肌荒れになる肌の花粉症「花粉皮膚炎」とは?
花粉が飛散する季節になると以下のような症状が見られ、それ以外の季節では落ち着いている場合、皮膚の花粉症といわれる「花粉皮膚炎」かもしれません。
- かゆみ(赤みを伴うことも)
- ヒリヒリ、ピリピリする
- 皮膚が盛り上がって発疹のようになる
花粉皮膚炎の症状は頬や目元などに出やすく、首やデコルテ部分にまでかゆみを感じる方もいます。急に基礎化粧品がしみたりかゆくなったりすることや、メイクのりが悪くなることも。
肌が乾燥しやすくなるのも特徴で、カサカサした発疹が出ることもあり、もともとアトピー体質の方はなりやすい傾向です。花粉皮膚炎は鼻水や目のかゆみといった一般的な花粉症の症状が見られなくても、肌だけに症状が出ることもあります。
花粉症といえば春先から4月頃まで飛散するスギ花粉が有名ですが、その他にも花粉症を引き起こす花粉があります。代表的な花粉と飛散する時期の目安は下記のとおりです。
花粉名 | 飛散する時期の目安 |
カバノキ属 | 1月〜6月 |
スギ | 1月〜5月 |
ヒノキ | 2月〜6月 |
シラカンバ | 4月〜6月 |
イネ科 | 3月〜10月 |
ブタクサ属 | 8月〜10月 |
ヨモギ属 | 7月〜10月 |
カナムグラ | 8月〜11月 |
※花粉が飛散する時期は地域によって異なります。
1年中何かしらの花粉が飛散しているといえますので、「春じゃないから私は関係ない!」とはいえません。一定期間だけお肌が荒れる方は、花粉皮膚炎の可能性も検討してみましょう。
花粉で肌荒れになる原因とメカニズム
ではなぜ花粉によって肌の花粉症が起きてしまうのでしょうか?原因をくわしく解説しますね。
乾燥によるバリア機能の低下
肌の表面には角層と呼ばれる、肌内部を守る役割を果たす層があります。
角層はおおよそ10~20層の角質細胞で成り立っており、角質細胞の内部には水分を保つ働きのあるNMF(天然保湿因子)が、角質細胞の周りにはセラミドをはじめとする細胞間脂質が満たされ、さらに肌表面を皮脂膜が覆うことで外的な刺激から肌内部を守っています。
このバリア機能が正常に働いていれば、たとえ花粉に対するアレルギーを持っていても肌トラブルは起きにくくなるでしょう。しかし肌が乾燥してバリア機能が低下すると、肌内部にまで花粉の刺激が届き、肌荒れなどの症状が出てしまうのです。
花粉が飛び交う季節は空気の乾燥が気になる時期。肌が乾きやすくバリア機能が低下しやすいため、花粉の影響を受けやすいと考えられます。
生活習慣や食生活の乱れ、ストレス
生活習慣や食生活の乱れ、そして過剰なストレスは、肌トラブルを引き起こす原因になるだけでなく、免疫バランスに影響を及ぼし、花粉症などのアレルギー症状を悪化させる原因になるともいわれています。
以下に該当する習慣に、心当たりはありませんか?
- 夜遅くまでスマートフォンを見る
- 就寝や起床の時間が不規則
- 睡眠不足
- 朝日を浴びない日がある
- 朝食や昼食を抜く
- 食事を取る時間が不規則
- 過度の飲酒
- 喫煙習慣
- 運動不足
- スナック菓子やインスタント食品をよく食べる
- 揚げ物をよく食べる
- 野菜や果物をあまり食べない
- タンパク質をあまり食べない
該当するものが多い方の中には、皮脂分泌が過剰、肌がカサカサするなど、普段から肌のコンディションが乱れがちになっている方もいるかもしれませんね。
肌のバリア機能が低下し、アレルギー反応を起こしやすくなっている肌に花粉の刺激が伝われば、肌荒れにつながりやすくなるでしょう。
肌の花粉症で肌荒れになったときの対策
肌の花粉症でかゆみや赤みが止まらない場合の対策を解説します。ただし症状が強い場合は自己判断で対処せず、皮膚科を受診するようにしてくださいね。
マスクや帽子、メイクで花粉から肌を守る
花粉による肌荒れを防ぐためには、まず花粉ができるだけ肌に直接触れないようにすることが大切です。マスク、メガネ、つばの広い帽子などを利用し、できるだけ花粉が肌表面につかないようカバーしましょう。
メイクをするのもよい方法ですよ。ファンデーションをつければ、直接花粉が肌に触れるのを防げるため花粉へのアレルギー反応を抑えることにつながります。ただし肌荒れがひどい場合はさらに炎症を強くする可能性があるので、肌状態と相談しながらメイクしてくださいね。
洗顔で花粉を洗い流す
「ついた花粉を落とす」のも大切な対策です。外から帰ってきたら早めに顔を洗うようにしましょう。アレルゲンが肌についていると、いつまでもかゆみが止まりません。洗い流して、かゆみの元そのものを取り除くことが大切です。
クレンジングは強くこすらないよう丁寧に行い、洗顔はたっぷりの泡で包み込むように洗いましょう。肌が敏感になっているときは泡を乗せておくだけでもOK。汚れが浮き上がるのを待って洗い流すのも一つの方法です。
肌へ刺激にならないよう注意しながら、清潔な肌を保ちましょう。
たっぷりとした保湿でバリア機能を高める
バリア機能が正常に働いていれば、花粉による刺激を受けにくくなります。そのため十分に水分油分を補って肌を保湿することが大切。洗顔後は肌が乾いてしまわないうちに、素早くスキンケアで保湿してくださいね。
化粧水にはコットンでの使用が推奨されているもの、手で使うことが推奨されているものなどさまざまにあります。使用方法を守りながら、やさしくたっぷりと補いましょう。
そのあと乳液やクリームなどで油分を補い、水分が逃げないよう肌に蓋をします。それでも乾燥する場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿効果のある成分が配合された美容液をプラスしましょう。
肌の花粉症かな?と思ったら銀座グラティアでたっぷりとした保湿ケアを
洗顔するとかゆみがおさまる……という状態なら、毎日のケアで肌の花粉症を抑えられるかもしれません。ただ「セルフケアでは保湿が追いつかない!」と感じやすいのも花粉の季節ならでは。
銀座グラティアでは乾いた肌をうるうる肌に蘇らせる、スペシャルなエステメニューやスキンケアを提供しています。おすすめは「ハイドラアクアピュア」と「ヒト幹細胞」!
ハイドラアクアピュア
「ハイドラアクアピュア」は角質ケアと保湿の両方を叶えるピーリング「アクアピール」、肌悩みに応じた美容液を肌深部まで届けるエレクトロポレーションなどを組み合わせた、ピーリングと保湿のスペシャルケア。
古い角質は美容成分の浸透を妨げ、ターンオーバーを鈍化させる原因になります。ピーリングできれいに取り除いたあとたっぷりと保湿することで、角層の奥までうるうるのバリア機能が保たれた肌を目指します。
ヒト幹細胞
「ヒト幹細胞」は温かいハンドピースで血行を促進し、エステティシャンの手技によるオイルマッサージでむくみを取り除いて血流とリンパの流れを促進。ヒト幹細胞美容液とヒト幹細胞美容液パックでしっとりとした肌に導きます。
ヒト幹細胞美容液には、コラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞やヒアルロン酸の増産といった肌の再生力が期待できます。そのためいつでも潤いが満ちたような肌が目指せますよ。
ドクターズコスメでケアするのも◎
花粉により刺激を受けると、肌はデリケートな状態になります。そのため、今まで使っていた基礎化粧品が突然合わなくなることも。花粉の影響で肌が敏感になっているときに新しいスキンケアを取り入れるなど攻めのケアは控えたいところですが、合わないものは使えないため困ることもありますよね。
そんなときは防腐剤や香料などが無添加のスキンケアを選んでみるといいですよ。銀座グラティアで提供している「ドクターレクラム」は、再生医療から生まれたスキンケア。保湿力を高め自らの保水力をアップする働きで、乾燥や敏感肌に悩む方の保湿ケアをサポートします。花粉の季節のケアに悩んでいる方におすすめですよ。
花粉のせいで肌荒れが気になるなら銀座グラティアへご相談ください
花粉の季節の肌荒れは肌の花粉症、「花粉皮膚炎」と呼ばれる状態かもしれません。花粉でかゆみを感じ始めたら、しっかり保湿して肌のバリア機能を高めるようにしてくださいね。
銀座グラティアでは丁寧なカウンセリングで、お一人お一人の肌状態に合わせたエステメニューをご提案します。うるうるで花粉に負けない美肌を目指したいなら、ぜひ銀座グラティアへご相談くださいね。ご予約お待ちしています!