毛穴の悩みにはいくつかのタイプがあり、それぞれ原因や対処法が異なります。本記事では、毛穴タイプ別におすすめの化粧水成分や、正しいスキンケア方法について解説するので、ぜひ参考にしてご自身のケアに役立ててください。
Contents
毛穴の悩みはタイプ別に原因が異なる
毛穴悩みにもさまざまなタイプがあり、それぞれ原因が異なります。タイプ別の毛穴の悩みとその原因は、大きく分けて以下の5つです。
- 開き毛穴:皮脂の過剰分泌や乾燥が原因
- つまり毛穴:皮脂の過剰分泌や落としきれなかった汚れが原因
- 黒ずみ毛穴:角栓や酸化した皮脂が原因
- たるみ毛穴:加齢によるハリ不足が原因
開き毛穴:皮脂の過剰分泌や乾燥が原因
開き毛穴とは、毛穴の出口が広がり、肌表面に目立って見える状態を指します。原因は皮脂の過剰分泌や感想であるケースが多いです。
毛穴から排出される皮脂の量が過剰になると、毛穴の出口が押し広げられ、開いたように見えるようになります。また、乾燥による肌の水分が不足すると、ハリが低下してキメが乱れて毛穴の開きが強調されてしまいます。
つまり毛穴:皮脂の過剰分泌や落としきれなかった汚れが原く
つまり毛穴は、毛穴の中に皮脂や汚れや古い角質が詰まり、ぽつぽつと目立ってしまう状態です。触れるとざらつきを感じやすく、肌全体がくすんで見えやすいです。
大きな原因は、皮脂の過剰分泌と肌に残った汚れの蓄積。皮脂や古い角質が毛穴にとどまると、毛穴の中で角栓が形成され、出口をふさいでしまいます。また、正しい洗顔やクレンジングができていない場合も、メイク残りや皮脂汚れが毛穴に詰まりやすくなります。
黒ずみ毛穴:角栓や酸化した皮脂が原因
黒ずみ毛穴は、毛穴が黒く目立って見える状態のことで、特に小鼻や頬の中心部などに現れやすいです。主な原因は、毛穴に詰まった角栓と、その角栓に付着した汚れの酸化です。
皮脂や古い角質が毛穴の中で固まり、そこに空気や紫外線が加わることで酸化し、黒く見えてしまいます。
たるみ毛穴:加齢によるハリ不足が原因
たるみ毛穴は、毛穴が縦に伸びたように見え、肌全体にゆるみを感じさせる状態で、年齢を重ねるとともに気になり始める方が増える傾向にあります。主な原因は、肌のハリや弾力の低下です。
肌は20代をピークに、コラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が減少していきます。その結果、肌を支える力が弱まり、重力に引っ張られるようにして毛穴が縦長に広がってしまうのです。
毛穴悩み別|化粧水で注目したい成分とは?」
毛穴の悩み別に化粧水で注目したい成分は下記のとおりです。
- 開き毛穴には皮脂抑制+収れん作用がある成分
- つまり毛穴には皮脂抑制+ターンオーバーを促す成分
- 黒ずみに毛穴には角質ケア+ターンオーバーを促す成分
- たるみ毛穴にはエイジングケア成分
開き毛穴には皮脂抑制+収れん作用がある成分
開き毛穴に悩んでいる場合は、皮脂分泌をコントロールするとともに、「収れん作用」を持つ成分を取り入れてみましょう。 収れん作用とは、肌を引き締めて毛穴を目立ちにくく整える働きのこと。
皮脂の過剰分泌による毛穴の広がりを防ぎつつ、肌表面をなめらかに整えるアプローチができます。以下に、開き毛穴対策におすすめの成分とその特徴をまとめました。
成分名 | 主な効果 |
ビタミンC誘導体 | 皮脂分泌抑制 ターンオーバー促進 紫外線ダメージ軽減 |
グリチルリチン酸2K | 収れん作用で毛穴を引き締め 抗炎症作用で赤みを抑制 |
アゼライン酸 | 皮脂分泌抑制 美白効果 ニキビや酒さの改善サポート |
収れん作用をもつ化粧水は、エタノールが配合されていることが多いです。乾燥しやすくなる可能性があるので、肌が敏感になっているときは使用を控えるか、エタノールフリーの製品を選ぶのがおすすめです。
つまり毛穴には皮脂抑制+ターンオーバーを促す成分
つまり毛穴には、皮脂分泌を抑えながら、肌が生まれ変わる周期であるターンオーバーを正常に整える成分を取り入れることが重要です。以下に、つまり毛穴対策におすすめの成分とその特徴をまとめました。
成分名 | 主な効果 |
ビタミンC誘導体 | 皮脂分泌抑制 ターンオーバー促進 紫外線ダメージ軽減 |
ビタミンB6 | ターンオーバー促進 皮脂分泌抑制 乾燥を抑えながら毛穴詰まりを予防 |
ライスパワーNo.6 | 皮脂腺の働きを整えて皮脂分泌を正常化、バリア機能をサポート |
ビタミンC誘導体は皮脂の分泌抑制やターンオーバーの促進などに効果的ですが、高濃度タイプは、乾燥や刺激を感じる方もいらっしゃいます。敏感肌の方は濃度が低いものから試してくださいね。
つまり毛穴と同時に乾燥が気になる方は、乾燥を抑えながら皮脂分泌をコントロールできるビタミンB6との併用がおすすめです。
また、ライスパワーNo.6は、皮脂腺の働きを整える唯一の医薬部外品成分。バリア機能もサポートできるため、ゆらぎやすい肌の毛穴ケアにも使いやすいでしょう。
黒ずみに毛穴には角質ケア+ターンオーバーを促す成分
黒ずみ毛穴は、古い角質をしっかりケアし、肌のターンオーバーを整える成分を取り入れることがポイントです。以下に、黒ずみ毛穴対策におすすめの成分とその特徴をまとめました。
成分名 | 主な効果 |
グリコール酸 | 古い角質を溶かして除去 ターンオーバー促進 |
サリチル酸 | 角栓の溶解 毛穴詰まりの予防・改善 |
アミノ酸 | 血行促進 コラーゲン生成サポート ターンオーバー促進 |
グリコール酸とサリチル酸は、ピーリング効果が強い成分のため、肌が乾燥しやすい方や敏感な方は使用頻度を控えめにしてください。
アミノ酸は、ターンオーバーを促しながら肌のうるおいを保つサポートをしてくれるため、比較的マイルドなアプローチができます。乾燥しがちな方でも取り入れやすい成分です。
たるみ毛穴にはエイジングケア成分
たるみ毛穴には、 肌内部から弾力をサポートするために、コラーゲン生成を促す成分をスキンケアを取り入れるのがおすすめです。以下に、たるみ毛穴対策におすすめの成分とその特徴をまとめました。
成分名 | 主な効果 |
レチノール | ターンオーバー促進 コラーゲン生成促進 ハリ改善 |
ナイアシン | 血行促進 コラーゲン生成促進 ターンオーバー促進 |
AHA(グリコール酸) | 角質剥離によるターンオーバー促進 コラーゲン生成促進 |
レチノールは刺激を感じやすい成分でもあるため、初めて使用する場合は低濃度から始めるのがおすすめです。ナイアシンは、乾燥やたるみの両方をサポートできるため、幅広い毛穴悩みに適しています。
また、AHAはターンオーバーを活性化させる作用があるので、たるみ毛穴だけでなく毛穴詰まりにもアプローチできます。
毛穴ケアにおすすめな化粧水の正しい使い方
毛穴悩みの改善には、化粧水の「使い方」も非常に重要です。効果を引き出すために、次の3つのポイントを意識しましょう。
- 洗顔後すぐ、清潔な肌に化粧水をなじませる
- 乾燥が気になる場合は重ねづけ&ハンドプレス
- 正しいスキンケアを毎日続ける
洗顔後の肌は乾きやすいため、時間を置かずすぐに化粧水をつけます。1回目の化粧水がなじんだら、少し時間を置いて再度重ねづけ。
ハンドプレスでやさしく押し込むことで、浸透力が高まります。その後は乳液やクリームでうるおいを閉じ込めましょう。べたつきが気になる場合は、コットンを使うのもおすすめです。また、毛穴の変化はすぐには現れません。焦らず、毎日のケアを丁寧に続けることが、毛穴改善への近道です。
自宅ケアで限界を感じたらプロの施術も
毛穴悩みの改善には毎日のスキンケアが大切ですが、それでも効果を感じにくい場合は、プロの手を借りるのもひとつの方法です。
グラティアの毛穴洗浄施術「ハイドロアクアピュア」なら、毛穴汚れの除去からターンオーバー促進、美容液導入まで多角的にアプローチできるため、あらゆる毛穴悩みに対応可能です。
1人ひとりの肌状態に合わせたきめ細やかな施術が受けられるので、セルフケアに限界を感じたら、ぜひ一度相談してみてください。