しかし、力に任せて押し出すのは肌を傷つけてしまうため正しい方法で除去しなければなりません。今回は、正しい角栓除去のやり方、角栓ができる原因やケアの方法についても紹介していきます。
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角栓とは
角栓とは、毛穴に詰まった肌の角質や汚れ、脂質などの塊のことを指します。詰まった汚れが酸化すると、汚れが酸化して黒ずんでできた塊のことです。
鼻や顔のTゾーン、背中や腕などにできることが多く、およそ70％は古い角質（たんぱく質）で、残りの30％は皮脂だといわれています。角質によって毛穴に栓をされてしまうため「角栓」と呼ばれているのです。
角栓が毛穴にできる原因
毛穴に角栓ができる原因として以下の4つが挙げられます。
- ターンオーバーが乱れている
- 皮脂分泌が多い
- 毛穴が汚れている
- 肌が乾燥している
ここからは、それぞれの原因について解説するので参考にしてみてください。
ターンオーバーが乱れている
ターンオーバーとは、肌から古い角質が剥がれ、新しい細胞を作り出す周期のことです。一定の周期で行われることで古い角質が適切に除去され、肌の入れ替わりが促されます。
しかし、誤った洗顔やストレスなど些細な原因によって肌のターンオーバーは乱れやすいです。すると肌の表面に古い角質が残り続けるため、毛穴が詰まり角栓となってしまいます。
皮脂分泌が多い
角栓に含まれる成分の30％が皮脂であるため、皮脂分泌が多いと角栓ができやすくなってしまいます。
脂性肌など元の体質による問題もありますが、生活習慣やホルモンバランスの乱れ、肌の乾燥、間違ったスキンケアが原因で過剰分泌になるケースが多いです。
毛穴が汚れている
毛穴は凹みがある分、皮脂やほこりなどの汚れだけでなく、メイク汚れなどもたまりやすいです。毛穴は皮脂などの分泌物が排出される通り道です。
汚れが溜まっていると皮脂や角質と混ざり合って角栓を形成し、毛穴を詰まらせる原因となります。
肌が乾燥している
肌が乾燥すると、不足した水分を補うのに皮脂が過剰分泌されてしまうため、角栓ができやすくなってしまいます。
また、ターンオーバーも乱れるため過剰に分泌された皮脂や溜まった角質を除去しにくくなり、さらに角栓が溜まる悪循環に陥るため注意が必要です。
毛穴に詰まった角栓除去の正しいやり方
毛穴に詰まった角栓を自分で除去する方法として、以下の3つが挙げられます。
- ホットタオルで毛穴をふやかす
- 洗顔ブラシを使用する
- 酵素洗顔料を使用する
ここからは、それぞれのやり方について解説するので、参考にしてみてください。
ホットタオルで毛穴をふやかす
ホットタオルを使った角栓のケア方法は以下の通りです。
- タオルを水で濡らしてから固く絞る
- タオルを500Wの電子レンジに入れて30～60秒ほど温める
- 蒸しタオルを顔に当てる
タオルを水で濡らしたあとは、きつく絞らないと仕上がりの温度にムラができてしまうため注意しましょう。
電子レンジで温める際は、タオルをラップで包みます。温めすぎによる火傷には十分注意しましょう。 なお、温度は40℃〜42℃がおすすめです。
その後、蒸しタオルを顔の毛穴の汚れが気になる部分に2～3分間当てましょう。肌を温めることで毛穴が開きやすくなります。
メリット
ホットタオルを使ったセルフケアは、お肌を温めることにより毛穴がふやけて開きやすくなります。
また、固く詰まっている角栓に含まれる皮脂も温めることで毛穴から溶けだすため、そのタイミングでクレンジングをすれば毛穴の奥から汚れがスッキリ落とせるでしょう。肌への負担も少なく、手軽に試しやすい点もおすすめポイントです。
デメリット
毛穴を温めたことにより浮いてきた角栓を落とす際、完全に落とし切ろうと強くこすると肌への負担がかかってしまいます。
また、肌に合わないクレンジングは肌トラブルの原因となるため、肌の状態に合わせてきちんと選びましょう。たとえば、毛穴の汚れが気になる場合は、汚れを吸着させるクレイや油脂系のものがおすすめです。
洗顔ブラシを使用する
洗顔ブラシを使った洗顔方法は以下の通りです。
- メイクをクレンジングでしっかり落とす
- 顔と洗顔ブラシをたっぷりのぬるま湯で濡らす
- よく泡立てた洗顔料を、額・頬・鼻・あごにのせる
- 洗顔ブラシを垂直に顔にあて、くるくる撫でるように洗う
- たっぷりのぬるま湯で流す
メリット
洗顔ブラシを使った洗顔のメリットは、ブラシの細い毛先が毛穴の奥に詰まった汚れまで洗浄できる点です。きめ細かな泡で毛穴の汚れに届くため、肌の刺激を軽減できます。
皮脂分泌が多いTゾーンの洗顔に効果的で、ニキビ・いちご鼻・黒ずみなどのトラブルの予防に役立ちます。
デメリット
洗顔ブラシを使いすぎると、必要以上に皮脂を奪ってしまうため肌荒れの原因になります。特にニキビや吹き出物があるときに使うと炎症を悪化させる可能性が高いため、使うときは肌の調子が良いときに限定するのがおすすめです。
また、古い洗顔ブラシを使い続けるとブラシに雑菌が発生し、肌トラブルの原因になるため定期的に取り替えましょう。
酵素洗顔料を使用する
酵素洗顔料とは、たんぱく質や皮脂を分解する酵素が含まれた洗顔料のことです。
角栓に含まれる成分はたんぱく質と皮脂で構成されているため、角栓を分解する効果が期待できます。ここからは、酵素洗顔料を使った洗顔方法について見ていきましょう。
- 酵素洗顔料を適量手に取って泡立てる。
- そっと泡で肌をこすらないように洗う。
- ぬるま湯（30℃〜32℃位）で洗い流す。
- 化粧水や乳液で肌を保湿する。
メリット
酵素洗顔料は通常の洗顔料よりも洗浄力が高いため、毛穴の黒ずみやしつこい毛穴汚れも落としやすいのがメリットです。角栓を溶かして毛穴の黒ずみやつまりをスッキリ解消させてくれます。
また、泡立ちが良いためスクラブ入り洗顔よりも肌への負担を少なくしながら毛穴汚れを落とせるのもおすすめポイントです。
デメリット
酵素洗顔は洗浄力が高いため、毎日酵素洗顔をすると肌への刺激が強くなりすぎる可能性があります。
必要な皮脂まで洗い流し、肌のバリア機能が低下して乾燥肌になるリスクがあるため注意が必要です。
角栓除去後のケアは念入りに保湿を
角栓をきれいに除去したあとは、一時的に毛穴が開くため乾燥しやすくなります。そのため、特に念入りなお手入れが必要です。
必ず化粧水や乳液などで保湿をし、角栓がなくなった毛穴にふたをして乾燥を防ぎましょう。きちんと保湿をすれば、開いた毛穴も徐々に引き締まりやすくなります。
やってはいけない角栓除去の方法
早く角栓を取ってしまいたいからといって、下記の方法で無理やり除去するのはおすすめできません。
- 指で毛穴を強く押し出しす
- 毛抜きやピンセットで角栓を無理に抜く
- 毛穴パックを使用する
上記の方法は、ごっそり角栓が取れるため一時的にスッキリしたように感じますが、肌の表面や毛穴に大きなダメージを与えてしまいます。
数日すれば再度毛穴が詰まったり、毛穴が広がったりと悪化する原因になるため、角栓を無理に除去するのは避けるのがベターです。
自分で除去しきれない角栓はエステで除去してもらうのがおすすめ
セルフケアでも、ある程度はの角栓は除去できる可能性はありますが、毛穴の奥に詰まっている角栓まできれいに取りきるのは難しいです。
エステでの毛穴洗浄の施術を取り入れれば、専用機器を使用して毛穴の奥の汚れまで除去できます。
グラティアには、水流で毛穴汚れを掻き出すアクアピールや超音波で汚れを浮かすスクライバーなど、肌への負担を抑えながら毛穴洗浄できる施術が豊富にあります。
セルフケアと組み合わせることで効率よく角栓除去できるほか、継続して施術を受けることにより角栓ができにくいように肌質改善の効果も期待できるのでおすすめです。
正しい方法で角栓除去をしてつるつるな肌を手に入れよう
今回は、角栓の原因や正しい除去の方法について紹介してきました。角栓除去は、ホットタオルや洗顔ブラシ、酵素洗顔である程度きれいに除去できる可能性は高いです。
ただし、毛穴を無理に押し出したり、毛穴パックなどで角栓をはがすとお肌に強い刺激を与えてしまいます。
グラティアなら、肌への負担を抑えながらセルフケアでは取り切れない毛穴の奥の角栓まで除去できます。しぶとい角栓を除去するためにも、セルフケアとグラティアの施術の併用を検討してみてはいかがでしょうか。
