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ニキビを潰す行為はリスクを伴う
ニキビができると気になるし、特に顔だと目立つし、つい潰してしまいたくなりますよね。でも、ニキビを潰すことは意外と大きなリスクを孕んでいます。
ニキビを潰すと、まず表皮が傷つきますから雑菌が侵入しやすくなります。これにより、ニキビが炎症を起こしてしまいかねません。また、潰したことで、皮膚深層部の細胞までダメージを与えることになるので、ニキビ痕(あと)や色素沈着といった肌トラブルの原因となります。
さらに、ニキビを潰すことで皮脂腺の通り道が詰まることもあり、その結果、別のニキビができてしまう可能性も否めません。このようなリスクを考慮に入れると、ニキビを潰すのは極力避けるべき行為であると言えるでしょう。
ニキビの種類を知ってますか?あなたのニキビはどのタイプ?
ニキビには何種類かあることをご存知でしたか?それぞれ異なる原因で発生し、症状の軽さもさまざまです。適切なケア方法も異なりますので、種類と特徴をおさえておきましょう。
「白ニキビ」中に膿がたまっている
「白ニキビ」は皮脂腺の過剰な皮脂分泌により毛穴が詰まり、表面に白い膿が見える初期段階のニキビです。皮脂や古い角質が酸化しないために白く見えています。適切な洗顔とスキンケアで悪化を防ぎ、清潔な肌を保つことが重要です。
「黒ニキビ」目立つから気になる
「黒ニキビ」はホワイトヘッドが酸化して黒くなる初期段階のニキビで、皮脂の多いTゾーンに現れやすいです。洗顔で皮脂を除去し、毛穴を清潔に保つことが重要ですが、洗いすぎは避け、適度なケアが必要です。また、手で触れて炎症を引き起こさないよう、潰すのは避けましょう。
「赤ニキビ」痛みがある
「赤ニキビ」は、皮膚の中にある皮脂腺が炎症を起こしている状態を指します。皮脂腺が毛穴を塞ぎ、その中に皮脂が溜まることで炎症が起こり、それが赤ニキビになります。
一般的には痛みを伴います。このニキビは、潰すと雑菌が混入しやすく、さらなる炎症を引き起こす危険性があります。また、炎症が広がると肌にダメージを与え、ニキビ痕となる可能性も高まります。
「黄ニキビ」絶対に潰してはいけない
「黄ニキビ」は、進行段階の中程度の炎症で、赤ニキビが悪化し膿を含む状態です。中心が白く、周囲が赤く痛みを伴います。刺激に敏感なので、潰すと炎症が広がり、ニキビ痕のリスクが高まるため、潰さないよう注意が必要です。
ニキビを潰すリスク
特に顔にできたニキビは気になってしまい、潰してしまいたい気持ちになるのも無理はありません。しかし、自己診断で潰してしまうと、あとあとまで後悔することにもなりかねないので注意してください。
雑菌が入り炎症を起こすリスク
ニキビを潰すと雑菌の侵入と炎症を引き起こすリスクがあります。ニキビは皮脂とアクネ菌が混ざった状態にあり、潰すと皮膚のバリア機能が低下し、炎症が生じニキビが悪化することがあります。これにより、軽いニキビが赤ニキビや黄ニキビへと進行する可能性が高まってしまいます。
ニキビ痕ができるリスク
ニキビを潰してしまうと、一時的には肌がスッキリするかもしれませんが、肌がダメージを受け、その結果ニキビ痕となって残ってしまう可能性がります。
ニキビ痕には大きく分けて2つのタイプがあります。
トラブル | 特徴 |
---|---|
色素沈着 | ニキビが治った後、その場所に茶色いシミが残る |
凸凹 | 慢性的な炎症によりコラーゲンが破壊され、肌表面に凹凸が生じる |
色素沈着タイプは、紫外線によるメラニン色素の生成が活性化するため、日焼け対策を徹底することが大切です。凹凸タイプは皮膚の深部まで損傷が及んでしまうので、エステサロンなどでの専門的な治療が必要となることもあります。
ニキビをケアする正しい方法
ニキビをケアする方法はシンプルで特別なことは必要ありません。ただし、自分でケアしていてもなかなか改善されないときは毛穴の深い部分に原因がある可能性も考えられます。そんなときは迷わず専門家のアドバイスを聞くようにしましょう。
適切な洗顔方法で清潔にする
ニキビケアの第一歩とも言えるのが、適切な洗顔方法です。それでは、そのポイントを見ていきましょう。
洗顔料選び
ニキビができやすい肌は皮脂分泌が多い傾向にあります。そのため、余分な皮脂をしっかり落とすことが重要です。ただし、皮脂を落としすぎると肌が乾燥し、かえって皮脂の過剰分泌を促してしまいます。そこで弱酸性の泡洗顔料を使いましょう。
洗顔の手順
まずは、手をきちんと洗いましょう。手についた雑菌がニキビを悪化させることがあります。洗顔は、泡立てネットでたっぷりの泡を作り、それを使って優しく皮脂を洗い流します。ゴシゴシと強く擦らず、肌を守るように丁寧に洗いましょう。
きちんと保湿する
乾燥肌はニキビの原因となるため、日々の保湿ケアが重要です。保湿アイテムには無添加・無香料・低刺激性のものを選び、洗顔後すぐに化粧水で水分補給し、乳液やクリームで保湿しましょう。室内が乾燥している場合は、ミストで肌を潤す工夫も効果的です。
エステサロンでの専門家によるケア
自分でケアするのは限界がありますが、エステサロンだとプロのケアを受けられます。エステティシャンは肌質とニキビの状態を見極め、最適なケアを提供します。毛穴の汚れを取り除く施術や肌の新陳代謝を促進する「ピーリング」など、専門的なケアが可能です。
ニキビ予防には内側からのケアも重要
ニキビができてからケアするよりも、普段の生活で予防することで、より効率的に美肌を目指せます。
栄養バランスを考えた食事
ニキビの予防には、内側からのケアも重要です。特に栄養バランスを考えた食事がその基盤となります。ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含み、脂質を控えめにした食事は肌に良い影響を与えます。
また、スパイスを利用して抗酸化効果を利用するのも有効です。カレーやターメリックなどはニキビ予防に役立つと言われています。
十分な水分補給
ニキビケアでは、水分補給が重要です。1日1.5L~2Lの水分をこまめに摂り、アルコールやカフェインは控えめにしましょう。これにより、肌の乾燥と皮脂の過剰分泌を防ぎ、ニキビ発生を減少させます。
適度な睡眠時間の確保
十分な睡眠はニキビ予防に不可欠です。睡眠不足はホルモンバランスの乱れや皮脂分泌の増加を引き起こし、ニキビを招くことがあります。自分の生活リズムを見直し、適切な睡眠時間を確保することが重要です。
時間 | 内容 |
---|---|
22:30 | 睡眠 |
06:30 | 起床・身支度・朝食 |
07:30 | 出勤 |
09:00 | 仕事 |
18:00 | 帰宅 |
19:00 | 夕食 |
21:00 | 入浴 |
ストレスを軽減する
ストレスはニキビの原因の一つになるので、リラクゼーションと良質な睡眠が重要です。趣味や音楽、深呼吸などでストレスを軽減し、適度な運動も効果的です。
ニキビを潰すのはNG。正しいケアで美肌を目指そう
ニキビを潰すと炎症やニキビ痕のリスクがあるため、潰さずに適切にケアしましょう。洗顔で皮脂を落とし、保湿で乾燥を防ぎ、バランスの良い食事と良質な睡眠で内側からケアすることが大切です。
また、エステサロンでの専門ケアも効果的。エステサロン「グラティア」では、ニキビケアのプロが最適なアドバイスを提供します。美肌を目指し、一度相談してみませんか?