ふとした瞬間に鏡を見てみると、おでこやあごにニキビができていることはありませんか？たまにできるニキビなら気になりにくいものの、繰り返しできてしまうという方もいるでしょう。そこで今回は、ニキビができる原因について解説しながら、ニキビの種類ごとに治し方をご紹介します。さらにニキビ肌でお悩みの方におすすめのスキンケア方法についても解説しますので、ニキビでお悩みの方はぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
ニキビができる4つの原因
ニキビができる原因は、肌の状態や生活環境などさまざまな理由が挙げられます。まずは、ニキビができる原因からみていきましょう。
ニキビができる原因①：皮脂の過剰分泌
ニキビは、分泌された皮脂によって毛穴が詰まり、アクネ菌が増殖することで起きる場合が多いです。そのため、皮脂が出やすい脂性肌の方は、ニキビに悩みを抱えるケースが多いでしょう。
また乾燥肌の方も、皮脂の過剰分泌しやすい傾向にあります。肌は、うるおいが不足していることを察知すると、不足したうるおいを補おうとして過剰に皮脂をさせるとされています。
脂性肌ではないのにニキビが出やすい場合は、肌の保湿が足りていない可能性が考えられるので、保湿を徹底することが大切です。
ニキビができる原因②：睡眠不足が続いている
ニキビは、睡眠不足が続くことでもできることがあります。深い眠りにつくと、身体は成長ホルモンを分泌します。成長ホルモンは、脂肪の分解や筋肉の発達以外に、肌のターンオーバーを正常に行うために必要なホルモンでもあります。
そのため睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが乱れることで、ニキビを発生させやすくしてしまうのです。睡眠はニキビだけでなく、痩せやすい身体を作るためにも重要なので、しっかり取る習慣をつけましょう。
ニキビができる原因③：ストレスが蓄積している
身体はストレスが溜まると、アンドロゲンと言われる男性ホルモンが多く分泌されることでホルモンバランスが崩れやすくなります。アンドロゲンは、皮脂を過剰に分泌させる作用があり、ニキビができる原因を引き起こしやすいホルモンです。
またストレスは、バリア機能や免疫力を低下させるため、ストレスを溜めない生活を送ることも、ニキビの発生を防ぐポイントです。
ニキビができる原因④：食事に偏りがある
ニキビの発生を避けるには、食生活を整えることも大切です。特に脂肪分や糖分は、皮脂の栄養になるとされています。そのため、脂っこいものやスナック・インスタント類だけの食事をすると、皮脂が過剰に分泌されてしまう結果につながります。
食事の偏りは、睡眠不足と同じく太る原因にもなるので、意識してバランスの良い食事を行うことが大切です。
ニキビを1日で治す方法ってあるの？
ニキビは、状態によって治るスピードが異なります。初期の状態であれば、1日で治まる可能性もありますが、必ずしも治るとは限りません。
しかし適切なケアによっては、1日でも早く治すことは可能です。綿棒を使ってニキビ用のアイテムを直接乗せると、数日で治まってくれる場合もあります。
ニキビは炎症を起こしている状態なので、1日で治すことは、あまり現実的ではないと認識しておくのがおすすめです。
大人ニキビと思春期ニキビの違い
大人ニキビと思春期ニキビでは、できる時期と部分に違いがあります。大人ニキビは、思春期を終えた後にできるニキビのことで、吹き出物とも言われています。アゴや口まわりにできやすいです。
一方の思春期ニキビは、成長期における過剰な皮脂分泌が原因となるニキビで、Tゾーンやおでこ、頬によくできます。思春期は、ホルモンバランスが崩れやすく、ニキビの原因となるアクネ菌も繁殖しやすいです。
20歳前後になると、ホルモンバランスが整いやすくなるため、自然と思春期ニキビができにくくなります。
ニキビの種類とおすすめの治し方
ニキビは、種類によって対処する方法が異なります。ここからは、ニキビの種類とそれぞれのおすすめの治し方をみていきましょう。
白ニキビの治し方
白ニキビとは、汚れや皮脂などを毛穴が詰まって出られない状態のことです。白っぽい見た目をしており、コメド（面皰・めんぽう）とも呼ばれています。
白ニキビはニキビの初期症状なので、早めの処置が大切です。炎症を起こす前のニキビなので、刺激を与えないようにしましょう。
白ニキビを治すには、丁寧な洗顔やターンオーバーの促進など、間接的な方法で治すのがポイントです。触ってしまうと、雑菌が繁殖して炎症を起こすので、自然に治まるのを待つのがおすすめです。
黒ニキビの治し方
黒ニキビとは、酸化した古い皮脂や角質が毛穴に詰まった状態のことです。ザラっとしており、ブラックコメドとも言われています。実はいちご鼻も黒ニキビの一種であり、一度できると治りにくいのが特徴です。
黒ニキビを治すには、白ニキビと同じく丁寧な洗顔や正しいスキンケアが必要になります。また美容クリニックでは、外用薬やケミカルピーリングを用いて治療を行うことも多いです。自分で治す場合は、日々のスキンケアを見直すとよいでしょう。
赤ニキビの治し方
赤ニキビとは、白ニキビに雑菌が入って炎症を起こした状態のことです。細菌感染が原因なので、抗炎症作用の薬を用いて治すのが基本になります。
赤ニキビの場合、白ニキビや黒ニキビと異なり、痛みを生じる場合が多いです。潰れてしまうと後が残ったり別の場所にできたりする可能性があるので、極力触らないようにしましょう。
ニキビ肌に合ったスキンケアアイテムの選び方
ニキビは、肌の状態や日々の生活によって起こる場合が多いですが、スキンケアアイテムが合っていないことで起こる場合もあるでしょう。
ニキビの発生を繰り返さないためには、保湿力の高いアイテムやアクネ菌対策ができるアイテム、毛穴のつまりを避けるアイテムなどニキビ予防しやすいものを選びましょう。
またニキビは、肌タイプによってできる原因が異なります。肌の乾燥によって起こる場合は保湿の高いもの、毛穴が開き気味の場合は毛穴つまりが解消しやすいものなど、肌によってアイテムを行うことが重要です。
ニキビ肌の基本的なスキンケア方法
ニキビができやすい方は、スキンケアを見直すことが大切です。ここからは、ニキビ肌の方におすすめの基本的なスキンケア方法をご紹介します。
クレンジング
クレンジングは、よくメイクと馴染ませることがポイントです。クレンジング剤の量が少ないとキレイに落ちなかったり摩擦を起こしたりする場合があります。
力を入れないことを意識して、肌の上でメイクや汚れを溶かすように落としていきましょう。またバリア機能が低下したニキビ肌には、ミルククレンジングがおすすめです。保湿力の高いミルククレンジング剤で、乳化させるように汚れを取り除きましょう。
洗顔
ニキビ肌の洗顔は、しっかり泡立てることが大切です。水分が多い泡は、泡のキメが荒いので、毛穴の汚れをとりきれない可能性があるでしょう。
また摩擦はニキビにとって大敵なので、キメの細かい泡を用意して、泡で洗うことが大切です。泡を作るのが苦手な方は、泡タイプの洗顔を使用すると良いでしょう。泡立てる手間が省けるので、洗い残しが回避しやすくなります。
保湿ケア
洗顔後の肌は乾燥を起こしやすいので、すぐに保湿をすることが大切です。洗顔から保湿までの時間が空いてしまうと、皮脂分泌を促す原因になります。
また保湿を行う時は、手を使って優しく肌の奥へと水分や栄養を届けるようにハンドプレスしてあげるのがおすすめです。
ニキビができた時にやってはいけないこと
ニキビの治りを早くするには、触らないことが基本です。そのため、ニキビの中に詰まった皮脂を押し出す行為は、絶対に避けましょう。
ニキビは、触り過ぎてしまうと後が残ってクレーターになりかねません。クレーター肌は、医療技術で改善はできるものの、完全に治せない場合が多いです。キレイな肌を保つなら、ニキビに触れないことが鉄則と言えます。
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