そんな方は体の「糖化」に注意が必要です。糖化は肌の老化につながるだけでなく、動脈硬化や骨粗しょう症などの原因にもなる怖い現象。最近シワやたるみが酷くなってきたと感じているなら、それは糖化が関係しているかもしれません。
今回はこの「糖化」について詳しく解説するとともに、糖化を抑えるための方法を紹介します。
Contents
糖化とは?肌老化を加速する悪玉物質が増えること
糖化とは食事などから摂取し過ぎた糖がタンパク質と結びつき、肌や髪、筋肉、骨、内臓など、体全体の老化を加速させる現象のことをいいます。
体内で余った糖がタンパク質と結びつくと、「AGEs」という悪玉物質を生成します。AGEsが蓄積されると、正常な老化の進行にAGEsによる老化が加わるためより老化が進みやすくなってしまうのです。
ホットケーキやクッキーを焼くと焦げ目ができますよね?実はこれも糖化によるもの。そのため糖化は「体がこげる」と表現されることもあります。言葉として聞いただけでも、とても怖い感じがしますよね。
糖化の主な原因はなかなかやめられない甘い物と炭水化物
糖化の主な原因は、甘いお菓子やジュース、炭水化物のとり過ぎ。
糖には「ブドウ糖」と「果糖」の二種類があります。ブドウ糖は炭水化物や砂糖を摂取すると、消化吸収される際に分解され生成される糖質。
一方果糖は果物に含まれる糖質です。「果物の糖質なら大丈夫なのでは?」と考える方は多いかもしれませんが、実は糖化が怖いのはこの果糖のほう。
果糖は体温と反応しやすく、ブドウ糖の10倍以上のスピードで糖化を進行させるともいわれます。果物を一般的な量食べるくらいなら、過剰に心配する必要はないでしょう。しかし果物から果糖だけを抽出して作る、甘味料には注意が必要です。
果糖は甘味料として、ジュースや缶コーヒー、焼き肉のタレやドレッシングなどに含まれています。これらをとり過ぎると、糖化を大きく進行させてしまうことに。
糖化が原因!怖い肌トラブルにはどんなものがある?
肌が糖化するとシミやシワ、肌荒れ、乾燥などの肌トラブルを引き起こします。詳しく解説しますね。
糖化でコラーゲン繊維の弾力が奪われ「シワ・たるみ」の原因に
AGEsが表皮の一番奥の層である真皮に蓄積すると、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力線維同士がくっついてしまいます。すると線維が硬くなって弾力が失われたり、もろくなってちぎれたりして、シワやたるみを引き起こします。
ターンオーバーが乱れて「くすみ・シミ」を作る
肌細胞が糖化すると、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが遅れがちに。古い角質がなかなかはがれ落ちず、肌の表面で蓄積されてくすみの原因になります。シミのもとであるメラニン色素もこのターンオーバーによって排出されますが、ターンオーバーが鈍化すればなかなか肌の外に排出されずシミとなって現れます。
糖化の作用で起きる小さな炎症が「乾燥・肌荒れ」を引き起こす
AGEsが体の中の細胞に作用すると、微細な炎症反応が起きます。炎症により肌の保水力が失われるとバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れが起こりやすくなります。ターンオーバーの鈍化とあわせて、乾燥や肌荒れを引き起こす原因に。
糖化による肌老化は止められる?すぐに始めたいセルフケアを紹介!
普段から甘いお菓子や飲み物をとる習慣がある方は、糖化によって肌老化を加速させているかも。
でも安心してください。以下の習慣を見直せば糖化を抑え、糖化による肌老化を改善できる可能性がありますよ。
- バランスの良い食事を心掛ける
- 朝食を抜かない
- 塩分のとり過ぎにも注意
- 食物繊維の多い野菜やキノコ類から先に食べる
- 果糖ブドウ糖液糖が含まれている加工品の摂取をなるべく控える
- 適度な運動(筋トレや有酸素運動)を取り入れる
- アルコールはほどほどにする
- できれば禁煙を
- お茶を飲む
- 睡眠を十分に取る
- 1年中紫外線対策を忘れない
たくさんあるので「全部は無理!」という方も多いでしょう。まずは2~3つから取り入れるのを、目標にしてみてくださいね。
栄養バランスの良い食事は糖化に限らず、健康面、美容面、そして太らないために大切なこと。焼き魚、煮物、和え物、味噌汁といった日本食は、栄養のバランスがよくカロリーも押さえられる食事です。1回でも多く、日本食を食べる機会を増やせるといいですね。
朝食を抜くのはNG。朝食を抜くとお昼ご飯のあと、血糖値が急上昇しやすくなります。血糖値の急上昇は糖化を加速させる要因。朝・昼・夜と規則正しく食事をとりましょう。食物繊維の多い食品から食べれば、食後の血糖値の急上昇を防いでくれますよ。
果糖ブドウ糖液糖が含まれている加工品、アルコールの摂取を控え、適度な運動を取り入れましょう。たばこも糖化のリスクを高めるため、禁煙も検討してみてくださいね。
玄米茶や紅茶、緑茶、ハーブティーなどには、糖化を抑える効果が期待できます。AGEsは一度作られるとどんどん体内に蓄積されますが、ドクダミやカモミールには血中のAGEsを減らし、肌の弾力を回復させる効果があるとか。
そして「十分な睡眠を取る」「紫外線対策は1年中欠かさない」のも、糖化を抑えて美肌を取り戻すのに欠かせないポイントです。こうした基本のケアも忘れないようにしてくださいね。
もちろん、甘いものは控えめに。
糖化が原因で劣化したお肌はエステで回復を目指そう!
糖化が気になるとはいっても、先ほど紹介したセルフケアを毎日実行するのは難しいと感じる方もいるのでは?
そんなときはエステも選択肢。糖化によって引き起こされるシワ、たるみ、シミ、くすみは、エステで復活を目指せる可能性があります。
どのような施術を受けるのがおすすめか、紹介しますね。
BBL光フェイシャルで糖化が原因の肌悩みも一掃!
BBL光フェイシャルは光の力で肌悩みにアプローチする、エステならではの集中ケア。マシンから照射された光が肌の真皮にまで届き、ゆっくりと温めることで肌を活性化させます。
コラーゲンやエラスチンといった弾力線維の生成を促すため、ハリ感アップが期待できるでしょう。ターンオーバーの正常化も助けてくれるので、肌の中に蓄積されたメラニンの排出も促されます。くすみやシミの悩みにも効果を発揮しますよ。
BBL光フェイシャルは、糖化が原因の全ての肌悩みを解決に導いてくれる、おすすめの施術です。
ピーリングでターンオーバー促進
糖化が肌に及ぼす悪影響に対して取り組みたいのが、ターンオーバーの正常化です。ターンオーバーが鈍化し、古い角質が肌にたまった状態は肌にふたをしているようなもの。良い化粧品を使っても肌の奥に浸透しにくく、十分な効果を感じにくい状態です。
そこでおすすめなのがピーリング。ピーリングは古い角質を取り除き、肌表面のごわつきを取ってなめらかに整えます。ターンオーバーが促されるため、くすみのない明るい肌も目指せますよ。
けれど「ピーリングをすると余計に乾燥する」と悩む方がいるのも事実。エステのピーリングなら、古い角質を取り除くだけでなく潤い補給までしてくれますよ。
「糖化が気になる」「若々しい肌を取り戻したい」なら銀座グラティアへ!
肌の糖化は、甘いものや炭水化物のとり過ぎが主な原因。さらに運動不足や不規則な生活週間が重なることで、皮膚や筋肉、骨など体全体の糖化を加速させます。
糖化は自然な老化以上に老化させてしまうため、ぜひ早めに本記事で紹介した対策を実践してみてくださいね。
実年齢以上に老けて見られる、疲れた印象に見えてしまうのが悩みならエステで若々しさを取り戻しましょう。銀座グラティアでは基本のメニューに加え、「BBL光フェイシャル」やピーリング、角質・毛穴ケアから潤い補給までかなえる「アクアピール」など、オプションメニューを豊富に用意しています。ぜひお気軽にご予約ください!