食品の性質が酸性かアルカリ性かを気にして食べる人は案外と多いようです。
肉類や糖分は酸性食品、野菜や穀類はアルカリ性食品と分類されていて、
アルカリ性食品は体液を弱アルカリ性にして、
代謝をよくするのでダイエットにも効果的一一ーと説明されているようです。
体液が弱アルカリ性になると代謝がよくなるのは事実であっても、
食べ物によって酸性とアルカリ性が急に変化するようなことはありません。
アルカリ性食品は低エネルギーのものが多いので、
ダイエットしやすい、というととかもしれません。
ブドウ糖が燃焼すればアルカリ化する
アルカリ性食品と呼ばれるものはミネラル分が多くて、
燃やすと灰の中にミネラルが多く残ります。
こういった食品を食べても体の中は通常には弱アルカリ性に保たれているので
食品が酸性であってもアルカリ性であっても大きく変化はしないのです。
体を酸性化させる原因として一番大きいのは
食品に含まれるブドウ糖が筋肉の中で不完全燃焼したとき。
完全に燃焼させるためには酸素を多く吸い込む有酸素運動をして、
燃焼を進めるクエン酸が多い柑橘類や黒酢などを多めに摂るようにすることです。