寒いときにはエネルギー消費量が多くなり、暑いときには少なくなります。
体温を保ったり生命維持に必要なエネルギーは基礎代謝といって、
1日の全エネルギー量のうち65~70%も占めています。
その中でも大きいのは体温を高めることで、
周りの温度に合わせて体温を上げるだけでもエネルギー消費が進みます。
インド人の1日の平均エネルギー摂取量は約1500kcalですが、
ロシア人は約3000kcalと2倍も差があることをみても、
気温とエネルギー消費の関係はわかるはずです。
寒いときは脂肪が燃えやすい
寒いときには体温を高く維持するためにエネルギー消費量が多くなります。
といっても寒さ対策で厚着をしたり、室温を上げすぎたりすると、
あまり体温を高めなくてもよくなるためにエネルギー消費は下がってしまいます。
寒いときでも外に出て歩いたり、運動で体を動かすと、
体は熱を発生させようとしている季節なので、より脂肪の燃焼効率が高まっていきます。
とくに脂肪が燃焼しやすいのは12分間に1kmのスピードで歩くことで、
歩くのを止めてからも体が温まっている間は燃焼が続いているのです。