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ダイエット中もタンパク質が重要な理由
ダイエット中もタンパク質を積極的に摂取すべき理由は以下のとおりです。詳しく見ていきましょう。
タンパク質は人の体を作る大切な構成要素
タンパク質は炭水化物(糖質)、脂質と合わせて三大栄養素やエネルギー産生栄養素と呼ばれている、人が活動するために欠かせない栄養素の一つです。
タンパク質は筋肉を構成しているだけでなく、血液や皮膚、爪、髪などさまざまな組織の構成要素でもあります。また体の機能調整のために働くホルモンや、ウイルスと戦うための抗体もタンパク質でできています。そのためタンパク質が不足すれば、疲れやすい、集中力が低下する、体調を崩しやすくなるなど体のさまざまな部分で不調をきたすことにつながります。
基礎代謝量の低下を防ぐ
食事で摂取したタンパク質はアミノ酸に分解され、必要に応じて再度分解されて体のさまざまな部分に利用されています。しかし食事から摂取するタンパク質が不足すると、筋肉を分解して不足エネルギーを補い、体の機能を維持しようとします。
人が安静にしているときに消費するエネルギー量である基礎代謝量は、筋肉量に大きく左右されます。そのためタンパク質が不足し、筋肉が分解されて筋肉量が減れば基礎代謝量の低下につながることに。結果として、痩せにくく太りやすい体になってしまう可能性があります。基礎代謝量の低下を防ぐためにも、積極的にタンパク質を摂取することが大切です。
健康リスクを低減する
タンパク質の摂取不足により筋肉量が減れば、糖の消費量が減少して血糖値が上がりやすくなります。血糖値が上がりやすい状態が続けば、糖尿病のリスクが高まります。また血液中の赤血球やヘモグロビンの材料でもあるタンパク質が不足すれば、貧血を助長することにもなるでしょう。こうしたさまざまな健康リスクを低減させるためにも、タンパク質の摂取は欠かせません。
サルコペニアの予防につながる
40~50代頃から徐々に現れる筋肉量や筋力の低下を指す「サルコペニア」は、タンパク質の摂取不足が原因の一つと考えられています。そのためタンパク質を積極的に摂取することが、将来のサルコペニアの予防につながります。もちろんタンパク質だけでなく、栄養バランスの整った食事や運動習慣も大切ですよ。
タンパク質はきれいの維持にも欠かせない栄養素
タンパク質は皮膚や爪、髪を作るためにも欠かせない栄養素です。そのためタンパク質の摂取量が不足すれば、肌や髪が乾燥しツヤがなくなる、爪が割れやすくなるなどのトラブルが起きやすくなります。
そもそも栄養素は生命活動に直結する組織に優先的に使われるため、後回しになった皮膚や髪、爪などはトラブルが顕著に。ダイエットに成功したものの、肌も髪もボロボロなんていやですよね。しっかりタンパク質を食べて健康的にダイエットを進めましょう。
タンパク質は1日当たりどれくらい摂取すべき?
魚介類の摂取量が減ったことや、ラーメンやパスタなど炭水化物がメインの食事をとる機会が増えたこと、無理な食事制限によるダイエットなどの影響で、日本人はタンパク質が不足しているといわれています。
では本来、タンパク質はどれくらいとるべきなのでしょうか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」を見ると、女性における身体活動レベルごとの1日当たりのタンパク質摂取目安量は以下のようになっています。
身体活動レベルⅠ | 身体活動レベルⅡ | 身体活動レベルⅢ | |
18~29歳 | 57~88(g/日) | 65~100(g/日) | 75~115(g/日) |
30~49歳 | 57~88(g/日) | 67~103(g/日) | 76~118(g/日) |
50~64歳 | 58~83(g/日) | 68~98(g/日) | 79~113(g/日) |
※身体活動レベル
身体活動レベルⅠ:活動量が少ない、ほとんど座っている、積極的に動かない
身体活動レベルⅡ:普通の活動レベル、デスクワーク、職場内での移動や立ち仕事、接客、軽い運動
身体活動レベルⅢ:立ち仕事、体を使う仕事、運動習慣がある
参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)“1-2たんぱく質
タンパク質はダイエット中でも毎日摂取したい栄養素ですが、とればとるほど体にいいというものではありません。上記を参考に適度な量を摂取するようにしてくださいね。
特に腎疾患がある方は悪影響をおよぼす可能性があるため、医師に相談しながら摂取するようにしましょう。
タンパク質が多く含まれる食品
タンパク質が多く含まれているのは、肉類、魚類、卵類、豆類、乳製品などです。それぞれの代表的な食品100g当たりのタンパク質含有量と、カロリーは以下のとおりです。
食品 | 100g当たりのタンパク質含有量 | 100g当たりのカロリー | |
肉類 | 牛肉(もも肉、焼き) | 28.0g | 227kcal |
豚肉(もも肉、焼き) | 30.2g | 186kcal | |
鶏肉(むね肉、焼き) | 38.8g | 57.6kcal | |
魚類 | 鮭(ぎんざけ、焼き) | 25.2g | 236kcal |
たら(まだら、焼き) | 25.2g | 103kcal | |
アジ(まあじ、焼き) | 25.9g | 157kcal | |
まぐろ(きはだ、生) | 24.3g | 102kcal | |
卵類 | うずら卵(水煮缶) | 11.0g | 162kcal |
鶏卵(ゆで) | 12.5g | 134kcal | |
辛子明太子 | 21.0g | 121kcal | |
豆類 | 豆腐(木綿) | 7.0g | 73kcal |
枝豆(ゆで) | 11.5g | 118kcal | |
納豆 | 16.5g | 184kcal | |
乳製品 | 牛乳 | 3.3g | 61kcal |
プロセスチーズ | 22.7g | 313kcal | |
ヨーグルト | 3.6g | 56kcal |
鶏のむね肉はダイエット中におすすめな食品としてよく取り上げられますが、カロリーの低さに対してタンパク質含有量が高く、やはりダイエット中の優秀なタンパク源といえそうです。
また納豆には美容にもうれしいビタミン群や食物繊維も含まれているため、さまざまな種類のタンパク質を組み合わせて、先述した1日の摂取量の目安を満たせるように食べるようにしましょう。
ダイエット中に効率よくタンパク質を摂取するポイント
タンパク質は一度にたくさん食べても、貯めておくことができません。そのため3食でバランス良く分けて食べることが大切です。「朝から重いものを食べられない!」なら、豆腐の入ったみそ汁や納豆、焼き鮭といった定番の日本食がおすすめですよ。
ただ、1日の目安量をとろうとすると、高タンパクな鶏むね肉だけで摂取しても150~200g、ほかの食品も取り入れながらとなるとかなりたくさんの量を食べなければいけません。
ダイエット中ならカロリーも気になるところ。カロリーを抑えてタンパク質を摂取したいなら、間食代わりにプロテインを取り入れてみるのもいい方法ですよ。
しっかりタンパク質をとりながら早くダイエットしたいなら銀座グラティアへご相談ください
ダイエットしているからといってタンパク質を食べないと、健康面で悪影響をおよぼすだけでなく肌や髪、爪など、美容面でもトラブルを生じる可能性があります。積極的にタンパク質をとりながら、ほかの栄養素もバランス良く摂取し、健康的なダイエットを目指しましょう。
ただ、それでは時間がかかる!早く痩せたい!と考えるなら、痩身エステも一つの方法ですよ。
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