寒天を食べるとダイエットできるのは、吸水性がよくて、胃の中で膨らむからです。
同じ水溶性食物繊維のコンニャクは1gあたり40gもの水分を吸いますが、
寒天は100g以上の水分を吸うことができます。
寒天はテングサ科の海藻で、これを煮て固めたものがトコロテン。
このトコロテンを凍結乾燥させて水分を取り除いたのが寒天です。
寒天のエネルギー量はゼロに近いので太りにくく、
ダイエットでは不足しがちなカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも
多く含まれているのも大きなメリットです。
粉寒天を飲むのは×
寒天は煮て、溶かしてから料理に使います。
寒天は90℃以上にならないと水に溶けるようにはならず、
溶けないことには水分を吸って膨らむことはできません。
粉寒天はコンビニなどでも売っていますが、サプリメント感覚で粉寒天を飲んだり、
そのまま水に溶いて飲んだりする人もいますが、
これでは寒天は水溶性食物繊維の性質があらわれにくくてダイエット効果は充分には得られません。
寒天は煮溶かして使うか、溶かして加工してある食品を
食べるようにすることで、満腹感を得やすくなります。