動物の歯は食べ物に合わせた形になっています。
肉食の犬の歯は牙であり、人間でいうと犬歯に当たります。
牛の歯は前歯(門歯)が上下4本ずつあって、
前歯で穀類、豆類を粗く噛んだあとに臼歯ですりつぶします。
人間の歯は前歯が上下4本ずつ、犬歯が2本ずつ、臼歯が10本ずつで、
この歯のパランスで食品を食べれば栄養バランスが取れるようになっているはずです。
でも、今の洋風化した食事だと犬歯が多く、臼歯が少なくてもよいくらいです。
食事をするときには歯のバランスを考えてみたいものです。
昭和30年代の食事は
私たちの歯は前歯(門歯)が上下4本ずつ、犬歯が2本ずつ、臼歯が10本ずつで、
このバランスは歴史的に食べてきたものによって自然と形づくられてきたものです。
前歯は野菜や果物、犬歯は肉や魚、臼歯は穀類や豆類を食べる歯です。
このバランスで食品を食べてきた民族は今ではほとんど見られないといわれますが、
過去には存在していました。それは昭和30年代の日本人です。
戦前の野菜や穀類、魚介類が多めの食事をベースに、
不足していた肉類を少し増やした時代の食事。これがダイエット向きの食事です。