便秘・便秘ぎみの人で薬を使って便遇改善をはかっている人もいますが、
薬で出してしまえば問題解決、腸の状態をよくしていける、というわけにはいきません。
薬を使うと、たまっていた便は出るものの、それと一緒に腸内細菌も多く出てしまいます。
このことは下剤や浣腸、そして下痢のときも同じことです。
薬によって外に出るのは善玉菌と悪玉菌ですが、
悪玉菌の方が善玉菌よりも増えやすいので、
便と一緒に腸内細菌が出たあとにケアしておかないと、
悪玉菌が急激に増えて、また便秘しやすくなります。
腸内のケアには食物繊維を食べよう
腸内の善玉菌を増やして便秘しにくくするためには、
善玉菌のエサとなって善玉菌を増やす糖質(ごはん、パン、麺類など)、
乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)、それに善玉菌が増えやすい腸内環境にしてくれる
食物繊維(野菜の根・葉、コンニャク、キノコ、海藻など)を食べるとともに、
サプリメントなどを利用してビフィズス菌や、
ビフィズス菌を増やす作用のあるオリゴ糖をとるようにします。
逆に悪玉菌を増やして便通を悪くするのは動物性たんぱく質と脂肪なので、
肉食は減らすようにします。