運動したあとに、筋肉の中にたまった疲労物質の乳酸を取り除いておかないと、
次に運動をしたときに乳酸が邪魔をして脂肪が分解されにくくなってしまいます。
脂肪が分解されないとエネルギーが足りなくなってくるので、
代わりに糖質(フドウ糖)を分解して使うようになります。
運動を始めて10~ 15分間もすると、主なエネルギー源がブドウ糖から脂肪にかわり、
脂肪細胞の中にたまっている体脂肪が脂肪酸の形で血液中に出ます。
この脂肪酸が筋肉の中に取り込まれて燃えてエネルギーとなるわけです。
乳酸を分解して脂肪燃焼を促進
疲労物質の乳酸が筋肉の中にたまったままだと脂肪の燃焼が悪くなり、
血液中の脂肪酸は充分には使われずに、余分なものとして再び脂肪細胞へと戻っていきます。
このために脂肪が燃えるはずの運動をしても脂肪が減りにくい、やせにくい、
ということが起こるのです。
乳酸を分解するためには、ぬるま湯での入浴、筋肉を休める日を作る、
睡眠をしっかりとる、といった方法のほかに、レモンなどの柑橘類、黒酢、梅などの
含まれているクエン酸をとって燃焼を進めるといった効果的な方法もあります。